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日常日記

昨日(2/3)は節分。
豆まきは、
幼い頃からの大切な行事。

父がお面を被り、
鼻を鳴らしながら家族を怖がらせる。
私達は、
キャーキャー言いながら、
父に豆を投げた。

2人暮らしの時も、
毎年欠かさずやっていた。
毎回、
彼は面倒くさそうだったけど。

2人暮らしの家を出る前日、
その日はちょうど節分で、
毎年欠かさずやってきたから、
豆まきの準備を気丈にしたけれど、
日が暮れるにつれ、
今さら豆まきなんかしたって…
そんな気持ちになってきて、
帰って来た彼に、
やめようかと言ったら、
彼はやろうよと言ってきた。

明日以降、
もう二度と会う事のない彼と、
明日には出て行くこの家で、
鬼は外~福は内~。
そこに、
感情は存在してなかった。

昨年は、
実家で過ごさせてもらい、
みんなで豆まき。
今年も…と思っていたけど、
あれから実家に行ってない。
母ともあれっきり。
もやもやしたまま。

今年は初1人豆まき開催か!
そう思っていたら、
実家からお誘いの電話。
色んな話をし、
もっと大人にならなきゃなと反省した。

実家に向かいながら、
母が好きなものをと、
探しながら歩く。
ピン!と来るものがなく、
しばらくウロウロ。
お花屋さんの前、
変わった花の入った、
小さな花束が目に止まる。
春らしい菜の花とのセット。
黄色とピンクで可愛らしい。
母はお花が好き。
明日(2/4)は立春
これにしよ。
店員さんに、
変わった花の名前を聞いたら、
カーネーション(スターチェリー)だった。
あと少しお花を足そうかな。
店内を見回すと、
そこには桜。
まだ2月なのに珍しい。
とてもキレイで立派な桜(お手頃価格)は、
4月から中学生になる、
甥っ子へのはなむけにもいいなと、
少しのお菓子と、
小さな花束&立派な桜を持って、
実家へ急いだ。

母は横になっていて、
元気がなさそうだったけど、
お花を渡すと、
早速キレイに生けてくれた。

その後、
巻き寿司を手伝い、
久々の父の鬼に(鼻の音はなかったけれど)
みんなでギャーギャー言いながら豆を投げ、
恵方角に向かい、
黙々と巻き寿司を食べて、
節分は終了。
今年も家族のお陰で、
楽しく過ごさせてもらった。

立春になり、
リビングに置いた桜は、
部屋の暖かさでどんどん開花。
一足先に春を感じる。
実家の家族も私も、
みんな色々あるけれど、
春の柔らかな陽射しのよう、
優しく穏やかに、
この先ずっと、
過ごしていけますように。
そんな想いを桜に込めた。